納得できない行動に出る人に理解できず疲弊していた私は、他人軸で考えていたから出口のない無限ループに陥っていたとはっと気づかされたアドラーの「嫌われる勇気」を紹介します。
2013年12月の発売にも関わらず200万部を突破して今も売れ続けている本です。
私がなるほどと思ったことをお伝えしていきます。
読み進めると腑に落ちる感覚で気持ちが軽くなる衝撃の1冊です。
人間の悩みは対人関係の間でおきる。
威圧的な言動に出る人(恫喝したり怒鳴ったりする人)
ミスをした人が悪いからとかではなく、
威圧的な言い方をしている人に目的があるから。
上下関係をはっきりさせようとか従わせようとかいった目的でそうしている。
同じミスでも次に間違わないようにというのだったら普通に話せばいいことである。
過去のトラウマは存在しない!
過去を言い訳にする人はあらゆるところにいます。両親が離婚したから、自分は一人子だから、三流大学に行ったから…などなど。
過去の学歴や家庭環境などを言い訳にして今できないと言っているだけである。
過去や未来はない。今があるだけ。
今だけを気にする。
過去は全く関係がない。
承認欲求をすてる
上司の評価を気にすると納得できないことばかり。評価するのは上司の問題で自分の問題ではないので自分で出来ることを考えて実行する。
ほめることは上下関係を作ってしまうので、ほめるのではなく対等にありがとうと感謝しよう。
SNSにフォロワーが増えたり、いいねをしてもらったりすると
やはりうれしいですが、それは承認欲求をもとめていることになる。
しかし、SNSにはそんな機能が整ってしまっていて、承認欲求の塊になっている人も見かけたことがあるのではないでしょうか?
アドラーはこの承認欲求で否定しています。
承認欲求は他人の評価で他人軸だから無視しましょうってことです。
難しいのは日本の教育がほめたり叱ったりして、
承認欲求を刺激する教育になっているため評価や結果を気にすることが染みついて、他人軸のどうにもならないところで戦っているのでみんな生きずらくなっていると思います。
有名な学校や大学を当然のように目指し、大企業に勤めることこそが約束された幸せへのレールのように。感覚的にはみんなそううまくはいかないよねって思っているはずです。有名大学に入ったとしても、です。その信仰は全く衰えないですよね。子供の将来を願うから安全策をとっているはずが全くそうなってない。
自分を軸にして他人は全く関係がないことと割り切ればなんでそうなんだと答えのないことに頭を悩ませることもなくなり、
マウンティングを取ってくる人や威圧的に言ってくる人も関係ないことと思えるので
とても生きやすくなります。
まとめ
全ての人に合わせようとするより、割り切って嫌われてもいいやと思えることで自分の仕事ややりたいことに時間を使えるし、とっても前向き、自分の工夫でどうにでもなると思えば生産的でやりがいもありますね。
「人生はシンプルである」